ムーブメントの輪列を受けるプレートを止めるネジが1本外れて、心臓部である高速で動く「テンプ」に挟まって止まっていました。

ネジを取り出して元の位置に留めると動き出したのですが、測定した状況では日差で20秒から30秒の遅れが見られ、油切れもあり、コンディションの低下が見られました。

また、外装ですが、分針の夜光が欠けている個所があり、オーバーホールで針を抜く際に粉状に夜光が落ちる可能性が考えられます。

上手く抜けた場合はこれ以上進行しないように裏からクリア塗料を塗布して保護しますが、粉状にポロポロ落ちてしまう場合はすべて夜光を落として再度夜光塗料を塗布します。