Sinn142 BS

  • 購入後使用年数:26年
  • 前回手入れ時期:4年以上前

症状

購入後15年で一度オーバーホールしましたが、オーバーホール後に竜頭が取れてしまいました。その後動かさず10年保管です。

原因と修理方針

取れてはいけない個所から取れてしまってますので、新しいリューズと交換になります。 また、、磁気帯びや、ムーブメントの油切れやパーツの摩耗などにより、コンディションの低下が見られました。

また、外装ですが、バックルの留まりが緩いので確認したところ、バックルの留まる部分の溶接されている個所が取れていました。

対応としては一番良いのは交換ですが、このタイプのバックルはメーカーでも、製造中止になってました。代替のバックルでキズの付きにくい硬化処理された「テギメント仕様」のバックルは144BSがまだ現行品のため、ドイツ本国から取り寄せが可能です。

もう一つの方法は、レーザーで再度溶接になります。こちらは黒い部分にレーザーで溶接するのでバックルを閉じれば見えませんが、溶接した痕が残ります。

また、磁気帯びや、ムーブメントの油切れやパーツの摩耗などにより、コンディションの低下が見られました。

修理料金

オーバーホール ¥40,000
内装部品(パッキン、ゼンマイ、クロノグラフランナー) ¥24,000
黒リューズ ¥18,000
バックルレーザー溶接 ¥7,000


合計 ¥89,000

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